塩釜聖書バプテスト教会
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知識は人を高ぶらせ、愛は人を育てる

10/14/2025

 
次に、偶像に献げた肉についてですが、「私たちはみな知識を持っている」ということは分かっています。しかし、知識は人を高ぶらせ、愛は人を育てます。自分は何かを知っていると思う人がいたら、その人は、知るべきほどのことをまだ知らないのです。しかし、だれかが神を愛するなら、その人は神に知られています。
(コリント人への手紙 第一 8:1-3 SKY17)
この聖書箇所は、偶像にささげた肉を食べても良いかどうかの議論の中で、パウロがコリントの教会の人々に語った事です。
知識として言うならば、本当の神以外の偶像は存在しないので、どんな肉でも食べて良いという答えを出す事が出来ました。
しかしコリントと言う異教世界において、ある人々にとっては、偶像にささげた肉はかつて自分たちが行っていた偶像礼拝の記憶を呼び起こし、彼らの信仰を阻害するものになり得たのです。
愛の原則として行動する場合は、前者は自分の知識によって肉を食べる事を主張するのでは無く、嫌な思いをする他のクリスチャンの為に、肉を食べる事を控えるのです。

聖書は知識として人々に確信を与えます。しかしそこに愛がなければ、その人は残念ながら聖書が本当に伝えようとしているメッセージを受け取ってはいないのです。
愛はケースバイケース。相手が傷つく恐れがあるならば、自分が持っている確信を言葉や行動にする事を控える必要も時としてあります。
問題は自分が持っている知識を絶対とし、相手を間違いとして批判し続ける事です。それぞれの人の行動には背景があります。その相手の背景や事情を知ろうとせずに一方的に断罪する事を聖書は許していません。まずは相手を愛する事です。知識は必要です。一方で知識は人を高ぶらせる危険もはらんでいます。

主よ、愛をもって人々の信仰を育む者とさせてください。忍耐と愛を持って人々の成長を見守る者とさせてください。アーメン。

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    執筆者

    牧師の大友です。聖書から私が学んだことを分かち合っていきたいと思います。

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